はるかなる旅程の記録

妊娠・出産・子育ての記録。切迫早産からの自宅安静を経験。

36週0日 退院

早く退院したいけど

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朝ごはんを食べつつ、今日退院できるか、できるならいつなのかということをぼーっと考えた。NSTと内診があるとなると、午前中は難しそう。退院するにしても、迎えに来てもらえるのは親の仕事の都合で16時ごろになりそう。早く退院したい気持ちが昨日より強くなった。

 

NST

10時ごろに張りの状態を見るための検査。私としてはもう張りはなく、胎動が激しいな〜と思っていた。

が、検査後に「2回ほど張ってますね〜」と言われ、びっくり。最初に切迫早産と言われた時もそうだが、張っていても私は気づいていないらしい…。「気づかなかったです…」と正直に言うと、30週ごろならまずいが、今の週数ならよいとのこと。ただし、痛みがあったり、あきらかに頻度が高かったりしたら、連絡してねとのこと。

痛みはなかったので、一安心。一方で、張りに気づかない怖さを、再確認。

 

内診

次は内診。子宮頸管長は27mmで保たれていた。張りの間隔も落ち着いていて、退院決定。

「張った原因に心当たりありますか?」と聞かれ、「その日は健診で、2時間病院にいたので…」と答えたら、「待ち時間長いですもんね…」と申し訳なさそうに返された。実際、もう少し短いと助かるけど、まぁイレギュラー対応が多いと思うし、仕方ない。私も、張りやすいと思っていたんだから、横になって待たせてもらえるように言えばよかったな。

とにかく、37週までは自宅安静とのこと。無理をしない。病院と同じ過ごし方をする。入院の日と同じような頻繁な張りや痛みが出たらすぐ連絡をする。今の私にできることは安静なんだなと改めて噛み締めた。

 

退院待ち

午後に親に迎えに来てもらうことになり、お昼は病院で食べることに。

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苦手なしいたけが入った五目ごはんだったが、退院楽しみパワーで完食。いそいそと退院準備。準備が終わると満腹感で眠気に襲われた。油断していると、事務の方が入院費の説明をしに来てくれた。1週間以内に再入院になると計算が変わるので、1週間経ったら請求するとのこと。たしかに、明日にでも戻ってくるかもしれないもんな…。了解しましたと伝える。またうつらうつらしていると、退院の準備として看護師さんが荷物チェックやタグ外しなどをしに来てくれた。

 

いざ退院

受診の時のリュックと、陣痛バッグと入院バッグ、3つも荷物があったので、カートで運んでもらった。駐車場まで歩くつもりでいたが、いざ歩くと張りそうな感覚。加えて、数日間24℃のクーラーが効いた空間にいたことで、外が想像より暑いことに驚く。横になりっぱなしで体力も低下。玄関に車を横付けしてもらった。

 

念願の帰宅

周りを気にせず横になって過ごせる空間に戻ってこれたことがとても嬉しかった。しかし、階段を登って部屋に着くと、もう動けない。病院ではあんなに張りがおさまったと思ったのに、張りそうな予感が復活してしまった。

また入院となったら悲しい。とにかく安静。入院前は自宅安静が緩和されて、洗濯物を畳んだり、食事の用意を手伝ったり、短時間の散歩もしたり、少し動けるようになっていたが、逆戻り。ひたすら横になる。極力歩かない立たない座らない。25週で診断された時はこの安静生活はしんどかったが、今回はあと1週間だと思えたので、むしろやる気に満ちていた。

ただし、気持ちがあっても張る時は張る。お腹に向かって、「まだだよ〜、もう少しいて〜」と言うしかない。

 

夫がコロナ陽性に

退院できたのでゆっくり夫と電話できると思っていたら、「熱ありそうで今から病院に行く」との連絡が入った。その後、陽性でコロナ確定。当たり前だが、コロナにかかっているうちは立ち会いできない。ますます「あと1週間はお腹にいて〜」と子に言い聞かせることになった。

 

退院できたからといって安心できるわけではない状況。それでも、無意識にいろんな音を集めて聞いて疲れるという環境ではなくなったことがありがたかった。夕飯を食べ、早々に横になり、眠った。