はるかなる旅程の記録

妊娠・出産・子育ての記録。切迫早産からの自宅安静を経験。

切迫早産の診断、自宅安静に。〜前日編〜

 

予定日まであと100日。

そんな日の夜、夫の帰りを待っていると、ふと胎動がないことが気になり出す。いつもは痛いくらい蹴ってるのに…。不安になって検索を繰り返す。目に入ってきた「1時間なければ病院に連絡したほうがよい」という目安。すでに30分経っている。夫が帰宅し、ひとまず夕ご飯を食べるが、食べた気がしない。

 

このままじゃ寝られない。

思い返せば、今日は運転の姿勢でお腹が張ってしまった。そんなこと今までなかったのに。不安に不安が重なる。やっと胎動を感じるが、いつもよりも下の位置。内臓全体が下がっているような感覚…。思い切って病院に電話をすることに。

電話中に元気な胎動を感じ、対応してくれたスタッフさんにも「熟睡中だったんですね」と言われ、一安心。しかし、難色を示されたのはお腹の張りの方。

「今すぐでなくてもいいけれど、次の検診まで日があるし、明日受診しに来れる?何もなければそれはそれで安心できるし」

一度感じた不安を拭うには、受診するのが一番いい。しかし明日の仕事が頭をよぎる。なかなか他の人に託せない…。でも、不安なまま仕事をするのも怖い…。

結局、受診することは決めたものの、受診時間は明日改めて連絡することに。

 

夫の想いと自分の勘。

電話後、夫は朝一での受診を勧めてきた。夫と私は同業者なので、できれば明日の仕事を自分で進めたい私の気持ちも重々理解してくれていた。しかし、その上で、「でも、何かあったらいやだから。」と。夫は、赤子はもちろん、私自身のことも心配していた。

夜遅い時間だったが、仕事のペアの方に明日のことをお願いし、朝一で受診することにした。

その夜。お手洗いに行こうとすると、またお腹の張りが。体勢を変えようとしたら、お腹の張りが。こんなに頻繁に、ぎゅーっと締めつけられる痛みは初めてで。自分の中でも「これはまずいかもしれない」という思いが強くなっていく。

スマホのメモに夜中の状況を書いて。手をずっとお腹に当てて、張っていないか確認して。気がついたら寝落ちていた。

 

妊娠25週6日の夜。