はるかなる旅程の記録

妊娠・出産・子育ての記録。切迫早産からの自宅安静を経験。

臨月の記録

臨月は、前半は「お腹にいて」と言い続け、後半は「そろそろ出てきていいよ」と言い続け、赤ちゃんはさぞ混乱しただろうなと思う。

 

36週

退院できたものの、正期産となる37週まではお腹にいてほしいと思い、病院と同じレベルの安静度で過ごす。さらに、夫がコロナにかかり、今出産となると立ち会いは100パーセント不可能なので、それもあって、「あと1週間はお腹にいて!」と言い聞かせた。

 

37週

ついにいつ産まれてもよい時期に。家事を再開。臨月は胎動が落ち着くと聞いていたが、肋骨をものすごい力で蹴られたりする。お腹のかゆみがしんどい。

 

38週

動けないほどの腰痛があったが、1日で回復。散歩を始める。20分歩くだけで疲れる。

 

38週6日(健診日)

内診され、「出る気がないよ!もっと動いて!」と言われる。予定日まであと1週間なのに!? その日から本格的に散歩開始。安静にしすぎたと反省。

 

39週

散歩を1-2時間。1週間でかなり体力がついた。マタニティヨガをやってみたら、体幹レーニングのような感じで、想像よりきつかった。会陰マッサージはよく分からなかった。歩けど動けど予兆なし。お腹の中にいてと言い過ぎたかなと思い始める。

このころ、ようやく出産関係の動画を観る。36週から動けとどの動画でも言っていて焦る。しかし、予定日の前後5週間は正期産だという事実や、実際に予定日を過ぎて出産している人の存在で、心を落ち着かせていた。

 

39週5日(健診日)

気づかないうちにお腹は張っているらしい。痛みがついてきたら陣痛になるけど、もっと動いておこうと言われる。次回の予約は予定日超過1日目。それまでに予兆だけでもあるといいなと思う。

 

40週0日(予定日)

予兆なしで迎える。寝返りが打てないことで首を痛めたらしく、散歩でのお腹の張りよりも首の痛みが勝る。湿布を使えないため、冷えピタを貼ってごまかす。

 

40週1日(健診日)

「張っているけれど痛みがないね~」と言われる。このまま生まれなかったら三連休明けに健診とのこと。午後はお気に入りのカフェに行き、店主さんに「予定日過ぎちゃいました~」と話す。カフェから帰ってくると、友人からプレゼントが届き、感動する。その日の夜、夫と電話していると、お腹の張りに合わせて、話せなくなるほどの痛みを感じる。次の日から三連休で、渋滞が予想されるので、いざ陣痛が始まってもすぐに来れないのではということになり、急遽移動手段を検討する。夫は始発の高速バスで向かうことになる。陣痛ではなく前駆陣痛かもと思いつつも、これまで全く予兆がなかったので、赤ちゃんにいよいよ会えるんだと期待が高まる。

 

出産の記録に続く。